マイナンバーカード、申請から手元に届くまでの流れを順にたどる

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申請前に、何を用意するか

マイナンバーカードを作るなら、まず手元に通知カードか個人番号通知書を用意します。これがないと申請書に記載されている番号が確認できません。加えて、本人確認書類も必要です。運転免許証やパスポートがあれば一枚で足りますが、健康保険証しかない場合は二点用意しておくと安心です。

なぜここでつまずく人が多いかというと、通知カードをどこにしまったか忘れているケースが目立つからです。数年前に届いた薄い紙製のカードで、家計簿や重要書類と一緒に保管していないと、探すだけで一日終わります。

実際の場面を想像してみます。平日の夜、スマホで申請しようと思い立ったものの、通知カードが見つからず、結局翌週末に実家の書類箱をひっくり返して発見した、という話はよく聞きます。申請そのものは十分後でも終わる作業ですが、準備に時間を取られると出足が遅れます。

通知カードを紛失した場合は、再発行はされません。その代わり、市区町村の窓口で個人番号が記載された住民票を取得すれば番号は確認できます。この一手間が加わるだけで、申請までの日数は数日伸びると考えておいた方がいいです。すでにマイナンバーカードを持っていて更新する場合は、通知カードではなく今持っているカードを使うので、この段階の準備は不要です。

申請方法は三つ、どれを選ぶか

申請の方法はスマホ、パソコン、郵送の三つです。結論から言うと、証明写真をスマホで撮れる人はスマホ申請が一番早くて楽です。写真の背景や明るさで審査に引っかかるリスクも、アプリの案内に従えば大きく減らせます。

仕組みとしては、申請書に印字されているQRコードをスマホで読み取り、顔写真を撮影してアップロードし、生年月日などの情報を送信するだけです。パソコンの場合はカメラで撮った写真データを別途アップロードする形になり、手順がひとつ増えます。郵送は、証明写真をのりで貼り、返信用封筒に入れて出すという昔ながらのやり方です。

ある40代の女性の場合、休憩時間にスマホで申請を済ませたそうです。写真は自宅の白い壁を背にして撮影し、アプリが自動で明るさを調整してくれたので、五分もかからなかったと話していました。証明写真機を使うより手軽だった、というのが感想です。

ここは迷うところですが、証明写真機での申請を選ぶ人もまだ一定数います。スマホの操作に不安がある高齢の方や、写真の仕上がりを自分の目で確認したい人には、証明写真機のほうが安心感があるようです。どの方法を選んでも審査の基準は同じなので、優劣というより向き不向きの問題だと考えていいでしょう。

申請してから通知が来るまでの間

申請を終えたら、あとは待つだけです。審査を経て、交付の準備ができると「交付通知書」というはがきが自宅に届きます。この期間は自治体によって差があり、混雑状況にも左右されるため、一律に何日とは言い切れません。

なぜ時間がかかるかというと、申請内容の審査、カードの製造、市区町村への配送という複数の工程を経るためです。全国から集まる申請を一括で処理している関係で、申請が集中する時期にはさらに日数がかかることもあります。

例えば、3月に申請した人が、新年度の引っ越しシーズンと重なって通知が届くまで通常より長く待った、という話も珍しくありません。反対に、申請が落ち着いている時期であれば、思ったより早く届いたという声もあります。

この待ち時間中に住所を変更すると、手続きがやり直しになる場合があります。引っ越しを控えている人は、申請のタイミングを引っ越し後にずらすか、住所変更の届け出を先に済ませておくかを考えておいた方がいいです。また、通知書が届く前に紛失に気づいた通知カードを使って申請していた場合、番号の確認だけは済んでいるので、この段階でやり直しになることはまずありません。

交付通知書が届いたら、次にすること

はがきが届いたら、そこに書かれている受け取り場所と持ち物を確認します。多くの自治体では、平日の窓口だけでなく、月に数回、休日や夜間の受け取り枠を設けています。忙しい人はこの枠を使うと仕事を休まずに済みます。

受け取りには予約が必要な自治体と、不要な自治体があります。予約制の場合、はがきに記載された電話番号やウェブサイトから空き枠を確認する流れです。人気の時間帯、特に土曜の午前中はすぐ埋まることが多いので、はがきが届いたらできるだけ早く動くのがコツです。

具体的には、平日フルタイムで働いている30代の男性が、土曜の受け取り枠を狙ったものの、はがきが届いてから予約サイトを開いたときには翌々週まで空きがなかった、という例があります。結局、平日に半休を取って窓口に行くことになりました。動くタイミングを一週間ずらすだけで、選べる日程はかなり変わります。

例外として、体が不自由で窓口に行けない人向けに、代理人による受け取りや自宅への訪問交付を認めている自治体もあります。ただし条件や必要書類が細かく定められているため、該当しそうな場合は事前に窓口へ電話で確認しておくと二度手間になりません。

受け取り当日、忘れやすいもの

受け取り当日に必要なのは、交付通知書のはがき本体、本人確認書類、そして通知カード(持っている場合)です。このうちどれか一つでも欠けると、その場で受け取れず出直しになります。

本人確認書類は種類によって扱いが変わります。運転免許証やパスポートなど、写真付きの公的書類が一点あれば足ります。写真のない健康保険証しか持っていない場合は、年金手帳や医療受給者証など、もう一点を組み合わせる必要があります。窓口でこの組み合わせを間違えて出直す人が実は少なくありません。

ある高齢の男性は、健康保険証だけを持って窓口に行き、もう一点必要だと言われてその日は受け取れませんでした。翌週、介護保険証を追加で持参してようやく受け取れたそうです。持ち物の確認を電話で済ませておけば、こうした二度手間は避けられます。

暗証番号の設定もこの場で行います。数字4桁の暗証番号を、署名用電子証明書用の英数字混在パスワードとは別に決めておく必要があり、当日窓口で考えると時間がかかります。家を出る前に候補を決めておくとスムーズです。なお、15歳未満の子どもの分は、法定代理人が同席する必要があるため、平日の受け取りしか選べない自治体も多く、この点は事前に確認しておいたほうがいいでしょう。

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