航空券を予約しようとすると、同じ便なのにサイトによって支払う金額が違うことに気づきます。手数料がどれくらいかかるのか、キャンセルしたときに損をしないか、何かあったときに連絡がつながるか。この3つで迷う人のために、エアトリとスカイチケットを中心に、主要な航空券予約サイトを見るところごとに整理しました。
選ぶときに見るところ
まず見るべきは手数料の総額です。航空券そのものの値段が安くても、取扱手数料が上乗せされると、最終的な支払額は変わってきます。ここを比べずに決めると、予約後の確認画面で想定より高い金額を見ることになります。
次に見るべきはキャンセル・変更の条件です。予定が変わったときにどれだけ費用がかかるかは、予約前の画面ではわかりにくいことがあります。ここを確認しないまま予約すると、キャンセル時に想定外の費用がかかることがあります。
最後に見るべきは運営会社の規模とサポート対応です。何かトラブルがあったときに相談できる窓口があるかどうかは、安心して使えるかどうかに直結します。ここを見ないまま選ぶと、困ったときに頼れる先が分からず不安なまま過ごすことになります。
| サービス名 | 手数料の目安 | 運営の安心感 | キャンセル対応 | 比較のしやすさ | サポート対応 | 向く場面 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| エアトリ | △ 国内2,500~5,500円 | ◎ 東証プライム上場 | △ 料金高めの声 | ○ 13社比較可 | △ 対応遅めの声 | 安心感重視 |
| skyticket | ◎ 国内2,980~3,980円 | ○ 専業OTA | △ 不可便が多い声 | ◎ 操作がシンプル | ○ 情報少なめ | 総額の安さ重視 |
| トラベルコ | ○ 提携先による | ○ 比較専業サイト | ○ 提携先次第 | ◎ 複数サイト横断 | ○ 情報少なめ | 最安値を広く探す人 |
| 楽天トラベル | ○ セット中心で要確認 | ◎ 楽天グループ運営 | ○ プランにより異なる | △ 単体比較は弱め | ○ 情報少なめ | 楽天ポイント重視 |
| Surprice | ○ 要公式確認 | ◎ HIS運営 | ○ プランにより異なる | ○ 海外に強い | ○ 情報少なめ | 海外航空券を探す人 |
| Expedia | ○ 要公式確認 | ○ 世界規模 | ○ プランにより異なる | ◎ 世界規模の取扱 | △ 評価厳しい声 | 海外ホテルとまとめ買い |
エアトリ
★★★★☆ 3.6
株式会社エアトリが運営する、国内外の航空券・ホテル・ツアーなどをまとめて扱う予約サイトです。東京証券取引所プライム市場に上場している企業が運営しており、2007年の設立から続く実績があります。ANAやJALといった大手に加え、LCCを含む全13社のチケットを一度に検索できる点が特徴です。
手数料については、国内航空券で2,500円から5,500円、海外航空券で3,960円から6,800円という取扱手数料の目安が確認できます。この金額は航空券本体の価格とは別にかかるため、安い便を見つけても最終的な支払額が上がることがあります。たとえば片道1万円の国内便を予約した場合、手数料を含めると1万2,500円前後からになる計算です。
口コミでは「東証プライム上場だから安心できる」という声がある一方、「手数料が高い」「キャンセル料が高い」「コールセンターの対応が遅い」といった不満の声も見られます。航空券とホテルをまとめて予約できる「エアトリプラス」は便利な反面、キャンセル時に想定外の費用がかかることがあるため、予約前に条件を確認しておくことが向いています。
スカイチケットと比べると、エアトリは手数料がやや高めになりやすい一方、上場企業としての運営体制があるぶん、安心感を優先したい人には選びやすいサービスです。予約手続きに慣れていない人や、万一のトラブル時に大きな会社に頼りたい人には向きますが、少しでも手数料を抑えたい人には向かない場合があります。
主な特徴
- ANA・JALからLCCまで全13社を一度に比較できる
- 航空券・ホテル・レンタカー・新幹線・バス・ツアーまで幅広く扱う
- 東証プライム上場企業が運営している
こんな人におすすめ
- 手数料より運営会社の規模と安心感を重視する人
- 航空券とホテルをまとめて1か所で予約したい人
- 幅広い交通手段をまとめて検討したい人
skyticket(スカイチケット)
★★★★☆ 4.0
株式会社アドベンチャーが運営する航空券比較サイトです。国内航空券の取扱手数料は2,980円から3,980円が目安とされており、エアトリよりも低く抑えられるケースがあります。シンプルな操作性が評価される一方、キャンセル不可の航空券が多いという声もあります。
エアトリとは異なり、手数料の総額を抑えたい人や、比較画面の見やすさを優先したい人に向いています。ただしキャンセルの柔軟さを重視する場合は、条件を予約前によく確認する必要があります。
主な特徴
- 国内航空券の手数料がエアトリより低めの目安
- 比較画面がシンプルで操作しやすい
- LCCを含む複数社を一括検索できる
こんな人におすすめ
- 手数料の総額をできるだけ抑えたい人
- 比較操作のわかりやすさを重視する人
- キャンセルの可能性が低い予定で予約する人
トラベルコ
★★★★☆ 3.9
株式会社オープンドアが運営する、複数の予約サイトを横断して比較できるサービスです。手数料は各提携サイトや航空会社によって異なり、一律の数字は確認できていません。予約自体は提携サイトに遷移する形式のため、条件確認や手続きが分かれる点はエアトリとの違いです。
エアトリのようにサイト内で完結する予約ではなく、比較に特化している点が特徴です。多くのサイトを横断して最安値を探したい人に向いています。
主な特徴
- 複数の予約サイトを一度に比較できる
- 航空券以外の旅行商品も横断検索できる
- 提携サイトごとに条件が異なる
こんな人におすすめ
- 多数のサイトから最安値を探したい人
- 比較作業に時間をかけられる人
- 提携先ごとの条件確認を苦にしない人
楽天トラベル
★★★★☆ 3.8
楽天グループ株式会社が運営する旅行予約サービスです。航空券単体よりも「航空券+宿泊セット」での提供が中心で、具体的な手数料額は公式サイトでの確認が必要です。対象条件を満たすと楽天ポイントが貯まる、または使える点が特徴で、エアトリにはないメリットです。
航空券単独の比較に特化したサイトではないため、純粋な一括比較の速さではエアトリやスカイチケットに劣る場合があります。楽天経済圏を日常的に使っている人に向いています。
主な特徴
- 楽天グループが運営する大手サービス
- 条件を満たすと楽天ポイントが貯まる・使える
- 航空券と宿泊のセット予約が中心
こんな人におすすめ
- 楽天ポイントを普段から貯めている人
- 航空券と宿泊をまとめて予約したい人
- 航空券単体の比較より総額を重視する人
Surprice(サプライス)
★★★★☆ 3.9
株式会社エイチ・アイ・エス(H.I.S.)が運営する海外格安航空券に強いサイトです。具体的な手数料額は公式サイトでの確認が必要ですが、海外航空券の品ぞろえに強みがあるとされています。国内線の品ぞろえや比較のしやすさでは、専業の国内線比較サイトに劣るという見方もあります。
エアトリが国内外を幅広く扱うのに対し、Surpriceは海外航空券に絞って探したい人に向いています。
主な特徴
- H.I.S.が運営する海外格安航空券サイト
- 海外航空券の品ぞろえに強みがある
- 国内線の比較のしやすさはやや限定的
こんな人におすすめ
- 海外旅行・海外航空券を安く探したい人
- 大手旅行会社の運営に安心感を求める人
- 国内線より海外線を中心に探している人
Expedia(エクスペディア)
★★★☆☆ 3.5
Expedia, Inc.が運営する、世界的な規模を持つOTAです。航空券以外にホテルやパッケージも幅広く扱っていますが、具体的な手数料額は公式サイトでの確認が必要です。口コミでは厳しい評価も見られ、サポート対応に不安を感じる声があります。
エアトリが国内向けのサポート体制を持つのに対し、Expediaは世界規模の取扱いを重視する人に向いています。
主な特徴
- 世界規模で展開するOTA
- 航空券・ホテル・パッケージを幅広く扱う
- 口コミでは評価が分かれる
こんな人におすすめ
- 海外ホテルと航空券をまとめて探したい人
- 世界規模のサイトでの比較を好む人
- 国内サポートの手厚さより取扱量を重視する人
まとめ
手数料の総額を抑えたいならスカイチケットのほうが向いている場面があります。一方で、東証プライム上場という運営体制のもとで予約したい人や、航空券以外のサービスもまとめて1か所で検討したい人にはエアトリが向いています。どちらが正解というより、何を優先するかで選ぶサイトが変わるということです。
キャンセルの可能性がある予定なら、予約前に条件をよく確認しておくことが欠かせません。安心感と総額のどちらを優先するか決めたうえで、必要な情報を公式サイトで確かめてから予約を進めることをおすすめします。
本記事の情報は執筆時点のものです。最新の内容は公式サイトをご確認ください。
